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外国人支援団体

「日本語を教えてほしい」「病院がどこか分からない」「日本人夫に暴力を振るわれた」など、 外国人にはビザ以外にも様々な困難が待っています。 市役所はオーバーステイの外国人を入国管理局に通報することがあるので、 外国人相談は市役所の窓口よりもNPOなどの市民団体に多く寄せられます。 このような市民団体のうち、まことビザオフィスとつながりのある外国人支援団体を紹介をします。



ふじみの国際交流センター

団体の名称 ふじみの国際交流センター
最寄駅 東武東上線ふじみ野駅から徒歩20分
ホームページ http://www.ficec.jp/
活動内容 地域の市町村から委託されている外国人相談TEL(049-269-6450)にかかってくるいろいろな相談に無料で応じています。 日本人ボランティアによる日本語教室だけでなく、外国人ボランティアによる外国語講座も無料で行っています。
日本語教室 日本語教室は毎週木曜日10:00〜12:00。
基本は1対1なので、日本語レベルに関係なくどなたでも参加できます。 入会費、月謝は無料です。予約や事前連絡は不要です。
ボランティア ボランティア募集中です。
主に生活相談の電話対応や市役所等に提出する書類の翻訳を担当します。 会費(年3,000円)の納入は任意です。 TEL(049-256-4290)またはホームページから連絡をお願いします。
まことビザオフィス ボランティアとして登録しています。

外観  入口  授業の様子
外観(右奥のビル) 入口 授業の様子


取材記

池袋駅から急行で25分のふじみ野駅へ。駅から20分ほど歩いた畑の多い静かな住宅街の中に 少し似合わない立派なビルがありました。その2階の1部屋にふじみの国際交流センターの事務局があります。 理事長の石井ナナエさんとボランティアの野沢さんにお話を伺いました。


ふじみの国際交流センターの立ち上げ

理事長の石井さんの子どもたちが、外国に数ヶ月滞在したことがあり、 口を揃えて「お母さんのことを思い出す暇がないくらい楽しかった。 みんな親切にしてくれた。」というので、 「日本にいる外国人にも恩返しをしないと」という思いで、 1988年に日本語教室を立ち上げたそうです。 しかし、外国人と関わる中で、
・7割の外国人が1人暮らしをしているので、さびしい人もいるだろう。
・国際結婚でトラブルになった人(家を追い出された人)の駆け込み寺がほしい。
・外国人の職業訓練の場がほしい。
・外国から来た子どもに毎日勉強を教えたい。
という思いが強くなり、「拠点としての家を建てたい」と思ったけれど、 自分の貯金だけでは足りないため、地域の日本人と外国人に呼びかけ、 資金を集め、1997年に築40年の家を「借りて」、24時間の支援ができるように なったそうです。
2000年にNPO法人を設立し、今は「うれし野まちづくり会館」の2Fを借りて 活動をしているそうです。 地域の市町村からの業務委託として「外国人生活相談」という事業を行っている ため、家賃分は、そこから賄えるそうです。 また、県からの業務委託として「DVを受けた外国人の自立支援のためのシェルタ ー」を持っていて、利用日数に応じて県から収入が入るので運営できているとのこと でした。


生活相談で心がけていること

外国人相談を受けるのはすべてボランティアなので、 これまでの経験を生かしてルールを作ったそうです。
・ボランティアでも正確な情報を伝える。
・わからないことは、関係機関や専門家に聞く。
・「あそこに行けばいいですよ」ではなくて、できるかぎり同行支援する。
・お金は貸さない。
・保証人は断る。
・1人で抱え込まない。
・親身になってアドバイスする。
・相手に多くを求めない。(アドバイス通りに動かなくても腹を立てない)


職業訓練の試行錯誤

1996年から4年間、洋裁の訓練を行ったそうですが、 みんな超初心者ばかりなので、1人前になるのが大変で、 さらに洋裁を仕事にするとなると、さらに大変で、 ここの訓練を経て仕事に就いたのは、たった1人だったそうです。
2000年から内職を行ったそうですが、 みんな性格が大らか過ぎるというか、ミスが多くて、 小物をくっつける順番や、封筒に入れる枚数など、 スタッフが一生懸命直すけれども、やっぱりミスが出て、 物によってはやり直しがきかないものもあり、難しかったそうです。
2005年からヘルパー2級(※筆記試験がない資格!)の講座を開き、 これはうまくいったそうです。
2008年からパソコン教室を行っていて、これが仕事に直接結びつく例は 少ないものの、「私もやればできるじゃん」という自信につながっている そうです。


石井さんの思い

石井さんのお話の中で「食料自給率40%の自覚」という言葉が何度か出てきました。 これは、モノ(食べ物、衣料品、建築材料等)は半分以上も 外国から入ってきたものを使っているのに、 ヒト(外国人)が外国からやってきたら、「私には関係ない」と言って 外国人に関わろうとしない日本人が多すぎる。 そのために、外国人がどれだけ寂しい思いをしているか。 外国人のみなさんに申し訳ない。 という石井さんの気持ちから出た言葉です。


最近の変化

ふじみの国際交流センターは、外国人から一切お金を取っておらず、 そのためスタッフ全員がボランティアという団体のため、 受益者である外国人が「わたしも何かしたい」といって、 中国語講座やイラン語講座などをボランティアで開いてくれるように なったそうです。 また、地域の市町村から「生活ガイド」や「ゴミの分別方法」などの 翻訳を頼まれるようになり、収入を得ることができるようになったそうです。 (外国人に対しては、通訳料や翻訳料を支払っている。) また、市役所などの窓口とふじみの国際交流センターを携帯電話でつなぎ、 窓口に来た外国人と市役所の職員との会話を同時通訳するサービスを 始めたそうです。 ただ、行政の業務委託に頼らない、自立した収入を得ることが、 今後の課題とのことでした。

更新日  2011年01月24日
作成日  2011年01月24日


 

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行政書士まことビザオフィス  担当:杉田 誠
TEL:03-5858-8491 (月・火・木・金の11:00〜20:00)
水曜日と土日祝日、12/20〜1/10(年末年始休暇)はお休みです。


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