作成日:2011/12/05

ロシア人女性とロシアで結婚するときの具備証とビザ


お客様からの質問 (電話)

「インターネットを見てお電話させていただきました。私は日本人男性で、以前、興行ビザ(エンターテイナー)で来日していたロシア人女性と日本で知り合いました。ロシア人女性と知り合ったのは、もう10年以上前になります。その後、5年前にロシア人女性はロシアに帰国し、今はロシアで仕事をしています。帰国後の3、4年間は連絡を取っていなかったのですが、最近また連絡を取り始めました。私がロシア人女性に結婚を申し込んだところ、「ロシアに来て両親に会ってください。」と言われたので、近々ロシアに渡航するつもりです。
来年1月頃に、彼女の年末年始休暇に合わせて、ロシアへ行く予定です。ロシア人女性との結婚について自分でいろいろ手続きについて調べてみたのですが、飲食店を経営していてなかなか時間が継続的に割くことができず困っております。できれば、ロシアで結婚するために日本から持って行く書類なども教えていただきたいと思っております。


行政書士 杉田誠の回答

お問い合わせありがとうございました。


まず、ロシアでの結婚の方法について説明いたします。
ロシアで結婚する場合には、日本人の「婚姻要件具備証明書」が必要です。(具備証や独身証明書とも呼ばれています。)この「婚姻要件具備証明書」の取得方法は、2つあります。
(a) 日本で作成してロシアへ持って行く。
(b) ロシアの日本大使館(領事館)で作成する。
まことビザオフィスでは、(a)婚姻要件具備証明書を「日本で作成してロシアへ持って行く方法」をおすすめします。その理由は、(b)「ロシアの日本大使館(領事館)で作成する方法」でも、結局はアポスティーユ付きの戸籍謄本を日本で準備する必要があるので、初めから日本で婚姻要件具備証明書を準備して、戸籍謄本と同時にアポスティーユする方が無駄がないからです。また、(b)「ロシアの日本大使館(領事館)で作成する方法」では、婚姻要件具備証明書の受け取りが最短で2日後の平日になるため、ロシアの滞在日数が余計にかかるのも理由の1つです。


(a) 婚姻要件具備証明書を日本で作成してロシアへ持って行く方法。

  1. お客様(日本人)の本籍地の市役所で戸籍謄本(2通)を取得。
  2. 法務局で婚姻要件具備証明書を作成。
    ・日本人の戸籍謄本と認印と免許証が必要。
    ・ロシア人のパスポートのコピーも用意してください。
  3. 外務省(東京)で、戸籍謄本と婚姻要件具備証明書をアポスティーユ(認証)する。
    ・日本人のパスポートのコピーもザックスに提出しますが、パスポートのコピーにアポスティーユは不要です。
  4. ロシアへ渡航。
  5. 日本の書類をロシア語に翻訳する。
    ・ロシアのザックスが翻訳業者を指定しているかどうか確認をお願いします。
  6. ザックス(ロシアの市役所)で結婚申込み。
  7. いったん日本へ帰国し、約2ヶ月後にロシアへ渡航。
  8. ザックスで結婚成立。
    ・この日が正式な結婚日になります。
  9. ザックスで結婚証明書を作成し、結婚証明書のコピー(2通)をアポスティーユする。
    ・1通は日本の婚姻届、もう1通はビザ申請に使用します。
    ・ロシアの結婚証明書は原本が1通しかないので、コピーを日本に持って帰る前に、ロシアでアポスティーユしてください。
  10. 本人のビザ申請用の証明写真(縦4cm×横3cm。1枚。)を撮影し、日本へ持って帰る。

まことビザオフィスでは、3.アポスティーユ(日本の外務省の認証)を10,000円で行いますが、お客様自身でアポスティーユしても大丈夫です。(外務省に支払う手数料はありません。)


次に、結婚後の日本での手続を説明いたします。

  1. まことビザオフィス(東京)で打ち合わせを行い、結婚ビザ申請に必要な書類を確認する。(約3時間かかります。)
  2. お住まいの(または本籍地の)市役所にロシアの「結婚証明書」(アポスティーユ済み)を持って行き、婚姻届を提出する。
  3. 約1週間後に、新しい戸籍謄本ができるので、市役所に行って、戸籍謄本やその他の必要書類を取得する。
  4. まことビザオフィスに書類を郵送する。
  5. まことビザオフィスが入国管理局で結婚ビザの申請(認定申請)をする。


まことビザオフィスでは、結婚ビザの申請を120,000円で行っています。(難しい案件は150,000円)また、自分で申請応援パック(許可保証付きコンサルティング)は50,000円です。 不許可時には、「全額返金」か「無報酬での再申請」を選ぶことができます。


最後に、申請後の流れについても説明いたします。

  1. 結婚ビザの認定申請後、約2ヶ月~3ヶ月で「認定証」(許可証)が届く。
  2. まことビザオフィスがお客様へ「認定証」を郵送する。
  3. お客様がロシアへ「認定証」を郵送する。
  4. 本人がロシアの日本大使館(領事館)に「認定証」を提出する。
  5. 1週間後に本人が日本大使館(領事館)でパスポートにビザ(査証)のスタンプをもらう。
  6. 本人が来日する。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。


「結婚ビザ」「配偶者ビザ」はどちらも同じ在留資格「日本人の配偶者等」という意味なので、両者に違いはありません。

 

結婚ビザの流れと料金(新規)
ロシア人女性と日本で結婚するときの具備証とビザ
・その他のよくある相談(FAQ)はこちら

自分で申請応援パック

コンサルティング、書類作成の指導・添削
50,000円(税込)

→ “自分で申請応援パック” の詳細はこちら

行政書士が代理申請

コンサルティング、行政書士が書類作成、
行政書士が代理申請
通常案件:120,000円(税込)
難しい案件:150,000円(税込)

難しい案件
1. 不許可経験やオーバーステイ経験がある場合。
2. 難民申請中の場合。
3. 認定証なしで]観光ビザ(短期滞在)から
 変更する場合。
4. 依頼から申請まで1週間以内の場合。
+30,000円

家族追加
・1つの家族で、ビザを2人以上申請。
(追加1人分)
+30,000円

変更申請追加
・認定申請と変更申請を同時に依頼。
+30,000円

※ 追加料金も不許可時返金の対象となります。

→ “行政書士が代理申請” の詳細はこちら

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